12月4日 「選択はあなたのもの」 ルーカス牧師

“わたしは、きょう、天と地を呼んであなたがたに対する証人とする。わたしは命と死および祝福とのろいをあなたの前に置いた。あなたは命を選ばなければならない。そうすればあなたとあなたの子孫は生きながらえることができるであろう。すなわちあなたの神、主を愛して、その声を聞き、主につき従わなければならない。そうすればあなたは命を得、かつ長く命を保つことができ、主が先祖アブラハム、イサク、ヤコブに与えると誓われた地に住むことができるであろう」。”(申命記30章19-20節)

 主はあなたに正しい選択をするように願っています。そしてその選択はあなただけでなく、他の人にも影響を与えます。そしてこの選択は今の人生にだけ影響を与えるのではなく、永遠に影響を与えるものなのです。道は2つあります。そのうちの正しい道を選ばなければいけません。一つの道は素晴らしい素晴らしい祝福へと導かれる道です。それは命に至る道です。後に振り返って見た時に本当に豊かで素晴らしい人生をありがとうと神に感謝することでしょう。もし神の声に聞き従うならば、祝福への道、永遠への道となります。しかし、もう一つの道は、神の言葉と神の道を拒む道です。その道を歩もうとするならば、あなたは呪われる道を歩いていく事になります。朝起きた時にあなたは呪われ、食卓についてもあなたは呪われ、あなたが家を出る時も呪われ、家族も仕事も呪われ、あなたに属する物全てが呪われます。あなたが神に反して歩むので、神もあなたに反します。

 箴言に「人が見て自ら正しいと思う道でもついには死に至る道となる」と書いてあります。
ただの間違いだけではなく、ただ機会を失ってしまうのではなく、死に至るものです。この選択には結果が伴います。神は私達に命を選ぶ事を願っています。

 イスラエルの人々が神に従わないが故、神はネブカデネザル王を用いてイスラエルを攻撃しました。イスラエルの優秀な者、リーダーなどがバビロンに連れて行かれました。しかし、仕事をしない者、怠惰な者は連れていかず残していきました。また、人の言葉に聞き従わない自我の強い人も残されていきました。

 神はイスラエルのゼデキヤ王語ろうとしましたが、王は神の言葉を聞かず、その約束を無視しました。この時に神の働きを行なっていた預言者エレミヤは、ゼデキヤ王に神に従うように忠告しましたが、彼らは自分達の思いを行なっていきました。預言者エレミヤは、「あなたは強情で、神の声に聞き従わないが、それでも神はあなたを愛しています」とゼデキヤ王に語りました。「神はあなた方を滅ぼそうとは思っていない。むしろ助けを差し出しています。あなたがネブカデネザル王の所に行き完全に降参し、その身を神に委ねるのであれば、この町の人は誰一人死ぬこともなく、害を受ける者もいない。もし、あなたがそれに従わないならば、あなたとあなたの家族、国民は流血によって滅ぼさせるであろう。神はあなたとその国民を愛されている。故に命を得る道をも備えて下さっている。誤った道を歩み続けるのではなく、命と祝福に至る道にあなたは歩んでいく事が出来る」。しかしゼデキヤ王は、「もし、その様な事をすれば民が自分の事をどのように思うか分からない」と言い、ゼデキヤ王は耳を傾けなかった。バビロンの軍隊が町を囲いました。ゼデキヤ王は捕らえられ、王子達も捕らえられ、町の門も全て滅ぼされていきました。パビロン軍はゼデキヤ王に事の全てを見せました。それは若い女性が性的暴行を受け、母親から赤子を奪い、その赤子を壁に叩きつけて脳ミソが飛び散ったり、妊婦を刀でまっ二つに切り殺し、ゼデキヤ王の子供達も凄まじい拷問をされ殺される事を見ていきました。ゼデキヤ王が見たものはそれが最後でした。何故ならパビロン軍は熱いものをゼデキヤ王の目に当て、目が焼かれたからです。彼はパビロンに連れて行かれ、鎖で繋がれ、来る日も来る日も自分が見た情景を思い出し、ついに彼も死にました。

 ゼデキヤ王はその様にする必要はありませんでした。しかし、それは彼の選択でした。彼も彼の子供達も生きる道が備えられていました。赤子一人として殺される事が無い道を神は備えて下さっていました。女性が辱しめを受ける事もなく、母親が殺される事も無かったのです。神の愛によって手が差しのべられていましたが、ゼデキヤ王はその道を選びませんでした。イエスこそ唯一の道です。命の道です。「私は門である。私を通って入る者は命を得る」と聖書は言っています。「私は命のパンである。あなたが私を食するならば、あなたは命を得る事が出来る」「私の霊は命を与える霊である」。私達一人一人が神にとって本当に大切な存在です。そして私達が選択する道は非常に重要です。

 ヨシュアは「あなたの前に2つの道が置かれている。1つは命に至る道、もう1つは死への道です。あなた方は自分が決めたい様に決めて良い。しかし、私と私の家族は共に主に仕える」と言いました。私達はその2つの道を同時に歩む事は出来ません。今日、私達がその正しい道を選択し、決意をする事を神は願っています。誰も他の人のためにその選択をする事は出来ません。自分達の子供のためにその選択をする事は出来ません。妻のためにその選択をする事は出来ません。あなたのために選択する事が出来るのは、あなただけです。そしてあなたがその選択をする事を妨げるもの、又妨げる力は何も無いのです。あなただけがその道を決める事が出来ます。