番外編-愛犬のスイートピー(その5)

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 スイートピーとの生活が始りました。

 彼女は、朝玄関のドアを叩いて、「早く散歩に行きたいよーっ」と言っています。
眠い目をこすって、散歩に出かけます。辺りはまだ薄暗い状態です。散歩は犬の全てです。
色々な情報を収集する為にとても大切なものです。おしっこで、他の犬との情報交換をしているということも聞いたことがあります。

 それ以外にも犬にとって重要な行動もあります。おトイレです。英語で「ナンバー1」は小便で、「ナンバー2」はもう一つのことを意味しています。彼女が散歩途中で、ナンバー2をしてしまいました。当然、そのままではいけませんので、ティッシュで拾おうとした時です。


 私- 「・・・・・・・・・・・?」

 何か、ナンバー2が動いています。もう一度、薄暗い中を目を凝らして、見てみました。

 私- 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」

 ヤッパリ、何か動いています。


 ナンバー2は、全体的に茶色ですが、白っぽいものが何か動いていました。近寄ってよく見てみると、なにやら、ウニウニ~ っと動いています。それも、すっごい沢山のウニウニ~です。ほぼナンバー2全体を覆っています。しかし、そのウニウニ~、5分くらいしたら動かなくなってしまいました。その為、ナンバー2はただの白いナンバー2に変身してしまったのでした。

 何だかよくわからなかったので、その後、ルームメイトの行きつけの動物病院に電話をしました。状況を説明すると、・・・


 動物病院- 「それは、テープワームですね」
 
 私   - 「えっ、テテープワーム?」

 動物病院- 「薬を出しますから、お時間のある時に取りに来て下さい」


電話を切ってから、初めて聞いた単語「テープワーム」を辞書で調べてみました。

 【テープワーム】-さなだむし(真田虫)

 「えっ、サナダムシ!?」


 授業が終わって、その動物病院にお薬をもらいに行きました。
その薬は、たった1錠のみで、8ドル(800円)もしました。1錠で800円。人間の薬より、全然高い値段です。びっくり~!?

 しかし、その薬を飲んだ後のスイートピー、快腸になったのか、2度とウニウニ~を見ることはありませんでした。感謝!!!

 
 しかし、その出来事は、動物病院でおきたのでした。
私は受付で患者名を記入しました。→【スイートピー・○○】(注、○○は私の姓になります)

 私は、名前を呼ばれるのを待っていましたが、何やら看護婦さんがクスクスを笑っています。そしてもう一人の看護婦さんに手招きして、何かを見せていましたが、その後から見た看護婦さんもクスクスと笑い始めました。そうこうするうちに、その看護婦さんが私に声をかけて来ました。

 看護婦さん- 「あなたの犬の名前は、スイートピーですか?」

 私-     「そうです。スイートピーと言います」
 
 看護婦さん- 「あなたスイートピーではなく、スウェットピーと書いていますよ」

 私-     「???????」

 どうやら、スペルを間違えてしまったようで、【sweet pea(可愛いお豆さん)】と書くところを【sweat pea(汗っぽいお豆さん)】と記入してしまったようでした。

看護婦さん達がクスクスと笑っている理由が分かりました。
たった一文字だけなのに、英語は本当に難しいですね。


by カレブ