番外編－愛犬のスイートピー（その４）
レジーナが私の部屋に入って一通り遊んでから帰ると、カーペットの上に沢山の金髪が落ちていますが、そこはアメリカ。香りの良いフリフリカーペットがあり、犬の毛をすいすい気持ちよく快適に掃除出来るものがあります。
私は、犬を飼っていませんでしたから、誰かに飼われている犬を遊ぶしかありません。しかし、そこに最も素晴らしいことを発見しました。犬と遊ぶのはとっても楽しいです。じゃれたり、抱きしめたり、舌で舐められたり・・・少しよだれは気になりますが。でも、エサ代もかからない、お手入れや汚物の片付けもいらないなど、犬を飼う一番楽しい部分を、しかも無料で楽しめるのですごい発見だと思いました。
ある時、レジーナがいつもの様に私の部屋のドアをたたいて入って来ました。しかし、私と遊ぼうというのではなく、そのままバスルームに直行してしまいました。そして、その後に聞えてきたんです。あの音が・・・。
「バシュ！、ビシュ！、バッ！、バッ！、バッ！、バシュー！、ピュー！！！！！」
私は、初めて聞く音にびっくりし、バスルームに向かいました。アメリカのバスルームは、トイレとお風呂がひとつとなった部屋です。私は、お風呂の中にいるレジーナを発見しました。レジーナも私を見つめています。
お風呂の中を覗き込むと、そこは・・・、そこは・・・、言葉では表現出来ない状況になっていました。ハウス食品だか、S＆B食品だかの商品らしきものが、飛び散っていました。ご飯もあれば完璧です。
きっとレジーナは、お腹が緩くなったので、急いでバスルームに駆け込んで来たんですね。私が感心したのは、お風呂の中でそれを行ったことです。シャワーを使って、彼女の足を洗い流し、またお風呂の中のルーもそのまま洗い流しました。おかげで１分足らずで片付けが完了しました。レジーナは後片付けのことまで考えてくれる本当に頭の良い犬です。
でもなぜ私のバスルームに選んで入って来たのかは、未だにわかりません。近かったからなのかなぁ？それともルームメイトのバスルームは、使用中だったのかなぁ？
続く・・・。
By カレブ
