アズサストリートのリバイバル (その4)

 アズサストリートのリバイバル(その3)からの続きです。
 
 一人の目撃者は、それらの日々について次のように書いている。「遠くから旅して来た人たちが足をアズサストリートの中心部へ向けると、そのには白塗りの二階建の建物が見えた。それは、あまりにも見栄えがしなかったので、ベツレヘムの馬小屋のことを思い出さねば、天国がそこに訪れているということを想像することすら出来ないほどであった。

 しかし、ここで朝十時から夜十二時まで力強いペンテコステリバイバルが見られたのである。何百人という人々の心にペンテコステがやってきた。礼拝が無い時、人々は祈っていた。そのように昼も夜も深い心の探求、魂の感動、真の献身がこのアズサストリート伝道所において見られたのであった。
 
 驚くべき事の一つは、これらの集会に出席した多くの人たちは、非常に多くの色々な教会から来ていたことである。あらゆるところから、その当時存在した殆ど全ての教会から、人々がやって来た。それは、彼らが神から何かを知らされたことを意味し、また神について何かを学びつつあったからに違いない。彼らを引き付けたものは他に何も無かったのであるから。

 集会の性質を考えると、この集会が成功したということは全く驚くべきことであった。最初数ヶ月間指導者と召されていたセイムーアは、最もへりくだった人で自惚れは全くなかった。彼は普通、二つの重ねた空箱の後ろに座っていたので、祈りの時にはいつも自分の頭を上の箱の中に突っ込んで祈った。そこには何の自惚れもなかった。説教者や説教の主題も前もって決められなかった。集会は公式的なプログラムに全く従わなかった。出席した人たちは次に何があるのか決して知らなかった。

第三節 すべてのことの背景にある秘密 に続く・・・。

by カレブ