アズサストリートのリバイバル (その3)

第二節アズサストリート暴け奇パイバルの始リ

 セイムーアが聖霊を受けた後、会衆があまりにも多いので、この家を出ていかねばならないと考えた。熱心に会場が探された結果、アズサストリートにある以前メソジスト教会であった古い建物が見つかった。

 二階建の鉄筋家屋で、最近まで二階はアパートで、一階は一つの大きな部屋になっていた。石塔屋の隣りであり、隣地は馬屋と材木置場があったので、徹夜集会をしても、どこからも苦情が出なかった。

 これが三年にわたって続いた偉大なリバイバルの起こった建物であった。フランク・エワートは言っている。

 「初期の頃、著者は多くのアズサストリートにいた説教者や働き人と交わりをもった。ニュースは遠く広く伝わって行き、ペンテコステの日に世界を驚かせたリバイバルと同じように、ロスアンゼルスリバイバルがやってきた。

 リバイバルの為に必要と考えられていた条件は何も無かった。楽器は何一つ使われなかったし、また必要でなかった。聖歌隊は、天国の合唱隊と呼ばれるものによってとってかわられた。この賛美は文字通り聖霊によってなされたものであった。これは多分これらの集会における最も超自然的な驚くべき出来事であった。

 天国を訪れたとき耳にするであろうと思われるような天使の合唱が聖霊の臨在のもとになされていた。献金は行われなかったが、目撃者の話によるとセイムーアは人々が押し込んだ五ドルや十ドルの紙弊をポケットからはみ出させながら歩いていたということである。

 働き人たちの為に食糧が日々に持ちこまれていたが、どこから運ばれてくるのか誰もたずねる者はなかった。神がすべてを備えられると信じられていた。そしてすべての栄光と賛美が神に帰された。

続く・・・。

by カレブ