アズサストリートのリバイバル (その5)

第三章 すべてのことの背後にある秘密

 この背後に1つの秘密があった。それはいつも必ずなければならないことである、神は代価が払われなげれぱ祝福を注がれない。この場合においても例外ではなかった。祈りが非常に重要視された。人々は集会の前には習慣のように祈るために集った。セイムーアは説教を終えるとひざまづき、祈りはじめた。会衆は、言われなくても、長時間祈り続けた。

 いやしの信仰も強くなり、癒しを求める人々は大抵二階へ連れて行かれ、祈祷室で祈ってもらった。そこで多くの人々が癒された。二階には大きな部屋があった。ある兄弟は、次のようにうまく表現している、 「二階には椅子の並べられた細長い部屋があり、三枚のカリフォルニア産のアメリカ杉の板がもたれのない椅子の上に順にならべられていた。これがペンテコステ的二階座敷であった。ここで魂はペンテコステの満たしを求め、異言を語った」。

 三年間、夜も昼もきれまなくリバイバルは継続した。そのようなずばらしい聖霊の傾注が、このようにみすばらしいところに見られようとはだれも夢にも見なかったことである。しかし、諸大陸から多くの人々が、このカ強い天から送られたリバイバルを見るために訪れてきた。

 このようなとてつもなく重要なリバイバルは、二十世紀のペンテコステ運動の中においても、他に見られなかったという理由から、アズサストリートのリバイバルアメリカと世界の国々へ聖霊バプテスマを拡めるために、神が用いられたずばらしい出来事とみなされた。しばらくして、セイムーアはより力のある人々にとってかわられ、礼拝においても人種をこえて同席するということはなくなったが、霊の火は遠く広くもえひろがっていった。

 続く・・・。

by カレブ