私たちの証し(5-5)

 「私たちの証し」は、教会に集う人々が神イエス・キリストを知り、それまでの人生が全く変えられたという実話です。

 私たちの証し(5-4)からの続きです。

 イエスさまは、私がクリスチャンになってからも、私と同じ罪の中にいる人への重荷を与えて下さいました。その人は、私の昔の知り合いでヤクザの頭的存在の人で、イエスさまは私に彼への憐みによって、悔い改めに導くため、福音を伝える事を示して下さいました。でも、あの頃の私は強いクリスチャンではなく、まだ新生したばかりだったので、馬鹿にされるのが怖くて、彼にイエスさまの素晴らしさを証しする機会をもちませんでした。1年後、初めて入った喫茶店で、偶然にもお客さんの話の会話の中でその彼が死んだ事を聞きました。私はショックを受け、イエスさまに心から悔い改めの祈りを捧げました。それから1年が経ち、同じ状況の男性が不思議な方法で私を通じ、悔い改めに導かれ、救いにあずかりました。そして今では、神に忠実に従い、宣教師の勉強も始め、イエスさまは彼の人生に大きな奇跡を見せて下さいました。

 私の人生の中で、罪の習慣の中に一度入っていくと、そこから這い上がろうとすればする程、サタンは強い働きで私を罪に落とし、上から砂をかけられている状態に追い込まれるのが分かりました。私はその悪習慣から逃れるため、結婚を選びました。その頃優しいアメリカ軍人と出会い、国際結婚をし、色々な思い出のつまった沖縄を離れて、アメリカのカルフォルニアで5年間過ごしました。国際結婚や軍属の妻の大変さも経験しました。特に私の場合は、普通の女性の生き方をして来ていないので、とても困難を覚えました。また、世間体というものには、いつも抵抗を覚えていました。優しくて素敵な夫に対して、私への批判が飛び交いました。私には、この夫は勿体ないとか・・・私の昔の事や色々な噂が広がりました。重箱の隅をつつくような中傷に対し、彼の方からプロポーズされた私にとっては、プライドが許せず、いつも喧嘩が絶えませんでした。更に、自分だけが無人島にいるような気分になり、段々とホームシックになっていきました。

 あの頃、今のようにイエス・キリスト聖霊という平安と喜びを私の内に受け入れていたら、そして私が神にこんなにも愛されていたという事を知っていたら、どんなにか隣人を許し、愛を分け与える事が出来たでしょう。それから湾岸戦争が始まり、主人の職場の人たちの殆どが、戦場に送られていました。そして主人もスタンバイに入り、いつでも戦場に行く準備に入りました。  続く・・・。 By カレブ