私たちの証し(5-4)

「私たちの証し」は、教会に集う人々が神イエス・キリストを知り、それまでの人生が全く変えられたという実話です。

 私たちの証し(5-3)からの続きです。

 勿論、娼婦は人々から嫌われる罪人です。お金のために体を汚す事は、許されるべき事ではありません。でも女性を買う男性はどうでしょう。いくら、素晴らしい職業をもっていても同じ罪なのです。不倫はどうでしょう。そしてあなたが異性を見る時はどうでしょう。あなたの思いは汚れてないでしょうか。

 本人の意思に反して売春をさせられる事はどうでしょうか。ましてや愛する人から強いられてその事をしてしまうのはどうでしょうか。私にはその辛さや痛みから染みてくる傷跡から、いつも主のあわれみと愛と、優しさが溢れてくるのがわかります。そして私の状況や行いを全て知っている霊的な魂の父親であるイエスさまは、人間である自分の子供たちの行いを見て、どれ程の悲しみを持って私を守り、手を差し延べていてくれたのかが、最近心の底から、主のあわれみを理解する事が出来ました。私が全ての罪を悔い改め、義の道に立ち返った事をイエスさまは本当に喜んで下さっているのが分かります。

 私たち人間の親でも、自分の子供たちの中に弱い子がいて、その子が世の中で上手くやっていけるのか心配するように、イエスさまも私たちをいつも気にかけて下さっているのです。また私たちは罪を犯す事によって、自分自身で滅びをかりとっているのです。聖書の言葉の中に、“剣によって戦う者は、剣によって滅びる”とあるように、ある若い女の子はツッパリ過ぎて意地を張り、2人の女性にリンチを受け殺されてしまいました。それも1日中かけて、アイロンで焼かれたのです。私もある女性を友達と一緒にリンチをし、傷害事件を犯し、パトカーに追いかけられた事もありました。その逆に、今度は私がある女性たちにリンチを受けた事もあります。私の生活は荒れてきて、男性客とも喧嘩をするようになり、飲み代金を踏み倒し、他の客に暴力をふるった男性客を店に閉じ込め、友達と一緒に殴って、お金をまきあげた事もありました。私の回りには悪習慣の生活のため、自分の身に種を蒔き、刈り取るようにして、若くして病気で死んでいく友達もいました。

 私はキャバレーで働いた事もあります。私は両親に厳しく育てられたので、真面目なところがあり、仕事でもNO.1、2の成績を残し、1ヶ月の給料も40万円ほど稼ぎました。その時のボーイが元ヤクザで私の働きぶりを認めて、私が仕事を辞めた後も同じヤクザを使い、私の働き口まで訪ねてきました。そのキャバレーで働く女性を紹介して欲しいと言うのです。彼は人の縄張りに入る事へのおとしまいのつもりだったのか、指を切ったばかりの包帯を巻いていました。勿論、私は断りました。  続く・・・。 By カレブ