私たちの証し(5-3)

「私たちの証し」は、教会に集う人々が神イエス・キリストを知り、それまでの人生が全く変えられたという実話です。

 私たちの証し(5-2)からの続きです。

 横浜に居る頃、未成年風俗営業取締り違反で連行された事もあります。何故自分だけがいつも惨めな思いをしなければいけないのでしょうか。何もかもがいやになり、どん底までおちていき、友達にさそわれるまま、繁華街で米兵相手に悪い薬を大量に飲んでは、毎晩お酒とマリファナで廃人のように過ごし、呼吸困難で死にかけた事もありました。

 私は自棄になり、当時付き合っていた男性と暮らしていましたが、彼のヤキモチは尋常ではありませんでした。私は酷い暴力を受け、2度程お風呂に沈められた事もありました。人間は死ぬ前に母親の名を呼ぶのでしょうか。それは母の胎内から生まれたからでしょうか。その時、私は心の底で「お母さん」と呼んでいたのでした。私は寂しさのあまり、翌日母に電話しました。不思議な事に、私の母は、夕べ私が「お母さん」と呼ぶ声が聞こえ、外に出て私の事を探したと言う事を聞きました。やがてその彼とも別れました。

 私は傷ついた心を癒すため、また心の乾きを満たすため、人に頼る事をしていましたが、結果的に余計傷の空しさが私を支配していました。そして16歳の頃から始まった悪習慣の中に居て、生きているのか死んでいるのか分からない状態に何度もおそわれながら、娼婦として生活をしていました。  続く・・・。 By カレブ