神の愛

 主イエス・キリストの愛は本当に素晴らしいです。
聖書に次の御言葉があります。

 “「あなたがたのうちに、百匹の羊を持っている者がいたとする。その一匹がいなくなったら、九十九匹を野原に残しておいて、いなくなった一匹を見つけるまでは捜し歩かないであろうか。そして見つけたら、喜んでそれを自分の肩に乗せ、家に帰ってきて友人や隣り人を呼び集め、『わたしと一緒に喜んでください。いなくなった羊を見つけましたから』と言うであろう。よく聞きなさい。それと同じように、罪人がひとりでも悔い改めるなら、悔改めを必要としない九十九人の正しい人のためにもまさる大きいよろこびが、天にあるであろう。”

 イエスさまは、多くのたとえ話をしました。このお話もその内のひとつです。
例えば、あなたがこのお話に出てくる百匹の羊を所有していたとします。或いは、何かを100個持っていたとします。その内の一匹がいなくなってしまった時、あなたならどうしますか? 「うーん、1匹いなくなってしまった。でもまだ99匹いるから、ま、いっか」「わっー、一個なくなってしまった。けれどもあとまだ99個あるから、一個ぐらいいいかな」と思ったりしませんか?恐らく多くの人々は、1対99だと、99あるから1つぐらいどおってことないと思うのではないでしょうか? 多数決の考えでも99を選ぶ方が当然だと思います。しかし、主イエスさまはそのように考えていません。ここに登場する99匹の羊は迷い出ていない羊でした。彼らは安全なところにいる羊だったのです。しかし、迷い出てしまった1匹の羊は、どんなに心細かったことでしょう?! 暗く、寒く、他に誰もいないで、どれほど悲しい思いであったことでしょう? 主イエスさまは、人々に対してもそのように見ています。人々が、或いは、あなたが、一人で寂しい思いをしていること、一人で悲しみ泣いていることを放っておくことが出来ないのです。そしてその迷い出てしまった一匹の羊を見つけたとき、「こんなところにいたのか!心配させるんじゃない!」とその羊を叱ったでしょうか? いいえ、そうではなく、喜んで自分の肩に乗せ、友人たちと共に喜んだとあります。 主イエスさまは、一人一人、そしてあなたを見つけたいと思っています。 by カレブ