4月15日「関係について」 ルーカス牧師

 
 “ひとりの律法学者がきて、彼らが互に論じ合っているのを聞き、またイエスが巧みに答えられたのを認めて、イエスに質問した、「すべてのいましめの中で、どれが第一のものですか」。イエスは答えられた、「第一のいましめはこれである、『イスラエルよ、聞け。主なるわたしたちの神は、ただひとりの主である。心をつくし、精神をつくし、思いをつくし、力をつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。第二はこれである、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。これより大事ないましめは、ほかにない」。” (マルコによる福音書12章28~31節)
 
 聖書は、あなたと神との関係、そしてあなたとあなたの隣人の関係が最も大切であると言っています。
 
 この神はアメリカ人の神、イタリヤ人の神、日本人の神と言うことはありません。唯一の神がアメリカ人、イタリヤ人、日本人を創造されたからです。一番大切なことは神が唯一であって、心をつくし、思いをつくし、力をつくして愛することです。私たちの全てを持って神を愛していくことです。
 
 一度神を知るとその神を愛し、更に神を知れば知るほど、神を愛するようになります。もし神を知らないで、神を愛することがなければ、この世の最も素晴らしい喜びと経験を逃していると言えます。人生で大事なことは、学歴や賞与を得ることではありません。輝かしい学歴があったとしても心が貧しいということも出来ます。多くの富を手に入れたとしても、悲しい人生を送ることが出来ます。一番素晴らしい富というのは、持ち物でなく、関係にあります。
 
 ソロモン王は多くの富と多くの妻、妾がありました。また多くの物を所有していました。ソロモンは自分と自分の周りにいる人を見て、あることに気が付きました。多くの富と多くの人たちを知っていたとしても、人の内に愛が無ければ、その人は貧しい人だと悟りました。ソロモンが「箴言」で語っていることは、普通の家に住んで、普通の物を食べていても、家庭に愛があるならば、その人は本当に豊かな者であることを語っています。
 
 今日桜の木の下で私の考えることは、人は草や花のようであって、一時的に咲いても、やがて枯れてしまうということです。昨年も桜を見て綺麗だと思いましたが、その昨年の桜は散って、今は無く、代わりに今年の桜が咲いています。聖書は私たちの人生もその様であると言っています。
 
 この世で一番大切なこと、それは私たちを創造された神との関係を持つことです。そして、自分を愛するように自分の隣人を愛することなのです。
 
 
4月15日(日)お花見礼拝→http://youtu.be/XpheakqMlRc
 
拝島ユナイテッド・ペンテコステ教会
東京都昭島市緑町5-13-39
教会員 佐藤和森
教団のホームページ→ http://japanupc.org/