11月13日 「神はあなたに父ちゃんと呼ばれたい」 横山牧師

 ”ひとりのみどりごがわれわれのために生れた、ひとりの男の子がわれわれに与えられた。まつりごとはその肩にあり、その名は、「霊妙なる議士、大能の神、とこしえの父、平和の君」ととなえられる。”(イザヤ書9章6節)

 預言者イザヤは、イエス・キリストが生まれるはるか前に彼の誕生を預言しました。

 ”主よ、あなたはわたしを探り、わたしを知りつくされました。あなたはわがすわるをも、立つをも知り、遠くからわが思いをわきまえられます。あなたはわが歩むをも、伏すをも探り出し、わがもろもろの道をことごとく知っておられます。わたしの舌に一言もないのに、主よ、あなたはことごとくそれを知られます。あなたは後から、前からわたしを囲み、わたしの上にみ手をおかれます。このような知識はあまりに不思議で、わたしには思いも及びません。これは高くて達することはできません。”(詩篇139篇1-6節)

 私達の神は私達のことを思い、気に掛けて愛して下さっています。神はあなたに関心があり、興味をもっています。神はあなたを知りたいというのだけではなく、あなたを神の霊で満たし、いつもあなたと共に居たいと願っています。人は自分の愛する人といつも一緒にいたいと思います。イエスさまもあなたを愛しているので、ご自分の霊がいつもあなたと居られるように思っています。

 ”あなたはわが内臓をつくり、わが母の胎内でわたしを組み立てられました。わたしはあなたをほめたたえます。あなたは恐るべく、くすしき方だからです。あなたのみわざはくすしく、あなたは最もよくわたしを知っておられます。”(詩篇139篇13-14節)

 神があなたを創られました。それが故私達は神を天の父と呼ぶのです。トヨタのような大企業でも失敗作はありますが、神は私達を創造するとき、決して失敗することはありません。

 ”あなたのあがない主、イスラエルの聖者、主はこう言われる、「わたしはあなたの神、主である。わたしは、あなたの利益のために、あなたを教え、あなたを導いて、その行くべき道に行かせる。どうか、あなたはわたしの戒めに聞き従うように。そうすれば、あなたの平安は川のように、あなたの義は海の波のようになり、あなたのすえは砂のように、あなたの子孫は砂粒のようになって、その名はわが前から断たれることなく、滅ぼされることはない」。”(イザヤ48章17-19節)

 今日、アダムの罪によって人々は創造主である神を知りません。。

 ”このようなわけで、ひとりの人によって、罪がこの世にはいり、また罪によって死がはいってきたように、こうして、すべての人が罪を犯したので、死が全人類にはいり込んだのである。”(ローマ人への手紙5章12節)

 アダムの罪によって死が入って来ました。この死は体のみならず、魂も滅びてしまうことを意味しています。体は生きていても霊的に死んでいるのであれば神を知りません。神は死んでいる霊を生かしたいと願っています。アダムの罪の性質を子孫たちが受け継いでいるしまっているのです。神はあなたに父と呼ばれたい。父と子の関係を回復するために神は地上に人として来られました。

 あなたを愛しているが故、息子・娘との関係を回復したい。そのためにまず私達の罪を赦すために十字架での御業が必要であったが、主は喜んでそれを行って下さいました。私達が誕生するには、両親が必要です。そして親は自分の子供を全力でサポートします。天の父である神がおられるのに、その父を知らないのであれば、どれだけ有益な助けを逃していることでしょうか?

 イエス・キリストの御名によって洗礼を受け、聖霊を受けていく時に、正しい親子関係となります。神はあなたに父と呼ばれたいのです。

 ”このように、あなたがたは子であるのだから、神はわたしたちの心の中に、「アバ、父よ」と呼ぶ御子の霊を送って下さったのである。”(ガラテヤ人への手紙4章6節)

 「私達の罪を許して下さい。」と言うのであれば父は快く赦して下さいます。父はいつまでもその罪を責め続けません。天の父は富に満ちた方です。あなたを赦したい、祝福したい、恵み賜りたいと願っています。

 「アバ、父よ」は上品な家庭で使用する言葉ではありません。「父ちゃん、父ちゃん」という親近感のある言葉です。神はあなたにとても近い存在となる「父ちゃん」と呼ばれる関係を持ちたいのです。