努力すること(その1)

 “イスラエルよ聞け。われわれの神、主は唯一の主である。あなたは心をつくし、精神をつくし、力をつくして、あなたの神、主を愛さなければならない。” (申命記6章4-5節)

 上記の御言葉は、全てのイスラエル人が知っている聖書の言葉です。これは、親が子供たちにまず第一に教えることです。そして、小さな箱にこの御言葉を書いた紙を入れて、目と目の間となる額にひもでくくり付けてこの御言葉を大切にしています。

 私は、この御言葉を文字で読むことが出来ても、その意味を良く理解することが出来ませんでした。しかし、最近理解してきたことは、「愛する努力をすること」であると感じています。

 「努力」とは、ある目的のために力を尽くして励むこと。好ましい状態を実現するため、全力を傾けることを指す。と辞書にあります。

 異性を好きになると、その人のことが気になり、いつもその人のことばかりを考えています。また、その人の全てを知りたいと思う気持ちがあり、その人に自分をもっと知ってもらいたいと思う気持ちもあります。その人の喜ぶことが何であり、どのようにしてそれを実行しようかと考えたりします。寝ても覚めてもそのことばかり考えています。

 この最初の時期は、夢中になっていますので、努力する必要はありません。むしろ制御する必要さえあるかも知れません。回りの人々が助言をしても聞く耳を持ち合わせていません。それどころか、もっと燃え上がってしまいます。ほとんどの場合、この時期は冷静な判断は出来ないと思います。

 では、その後はどうなるのでしょうか?続きは次回にお伝え致します。

By カレブ