慈愛 （いつくしみ深い愛）

　【慈愛】
　
　聖書に「慈愛」という単語が使われています。

私は、最初この単語を見たときに、「慈愛」という意味がわかりませんでした。

普段、日常会話で使用していない言葉が、聖書には沢山出てきます。

そこで、辞書でその意味を調べてみました。




　【慈愛】（じあい）　－－－　”自分の血を分けた者に対する愛情”　　とありました。



　「愛情」という単語は、良く使われることばです。

そして、「愛情」は色々なタイプの愛情があります。

　①　妻に対する愛情
　②　自分の子供に対する愛情
　③　自分の親に対する愛情
　④　自分の親戚に対する愛情
　⑤　友人・知人に対する愛情　
　⑥　ペットなど動物に対する愛情　　など。

これらの愛情で、唯一「慈愛」と言えるのは、②の自分の子供に対する愛情　だけです。

当然、妻や親、親戚、友人・知人に対して愛情はあります。

しかし、自分の血を分けた者に対する愛情は、他の愛情とは違います。



　夫よりも自分の子供達を多く愛している妻は沢山いると思います。

また、その逆で妻よりも自分の子供達を愛している夫は沢山いると思います。

自分の血を分けた者に対しての愛情は、特別なものがあります。


　
　自分の子供が何度失敗しても、親は暖かく見守ってあげるのです。

その子がが何度間違いをしても、親はその子を許すんです。

その子が人の物を盗んだり、傷つけたりすれば、当然警察に逮捕されます。

世間では、「彼が犯人だ！」「悪人だ！」と言うでしょう。

確かにその通りです。しかし、その子供の親はそれでもその子を変わらず愛しているのです。



　神の愛は、【慈愛】です。

ご自分の血を分けた者への愛情が、神の愛です。

私たちは完璧ではありません。それが故に何度神に対して罪を犯してしまうことでしょう。

しかし、それでも神は私たちに対しての愛情を変えることがありません。

あたかも、親が自分の子供に対して一番良きことをしたあげたいと思うように、

神も私たちに対して、一番良いことをいつも行いたいと願っています。


　”ありがとう！　イエスさまの愛に、心から感謝いたします。”


by カレブ