２－２ 正しい家族は保たれた
Ⅱ．正しい家族は保たれた
１．信仰と行いが要求された
神は逃れる道を備えて下さる一方で、ノアに信仰と行いを要求されたことに注意して下さい。神はノアにどのように箱舟を造るべきか詳細な指示を与えました。
木の種類(イトスギ)、大きさ(長さ約１３５メートル、幅約２３メートル、高さ約１３メートル)、戸と窓の数(1つ)、階(３階)は、全て、神が決めました。主はノアに何頭の獣を箱舟へ連れて来るかということも教えました。清い獣から７組、清くない獣から２組を取らなければなりませんでした。(創世記7:22参照)
２．逃れる１つの計画
もしノアが、カインのように自分のやり方で物事を行おうとしていたら、どうなっていたでしょうか。窓か戸を他にも付け加えたり、違った種類の木を使ったり、その他、神の計画の小さな部分を変えたりしていたらどうなったでしょうか。疑いもなく、ノアの家族は罪深く不従順な残りの人々とともに、洪水で滅びてしまっていたでしょう。
神は神の言葉に不従順なものを決して救われません。エバの罪により最初の男女は美しいエデンの園を去らなければなりませんでした。カインの罪により、主は彼にしるしをつけ、神の郁から去らせました。罪深さのゆえに全世界はノアとノアの家族以外は滅びました。ちょうど神がこう言われたように。「わたしの霊はながく人の中にとどまらない」(創世記6:3)
しかし神はノアを救いました。ノアは義の宣伝者として、家族のために備えをしただけでなく、人々にも差し迫った裁きと悔い改めの必要性を警告しました。しかし人々はノアの警告を気に留めませんでした。神は人々が悔い改めることを寛容に待たれていました。(1ペテロ3:20参照) そして「信仰によって、ノアはまだ見ていない事がらについて御告げを受け、恐れかしこみつつ、その家族を救うために箱舟を造り、～」(ヘブル11:7参照)
家庭は今も、神に献身的な生活を始める場所であり.家族の信仰生活を保つものなのです。
３．安全な場所
洪水の一週間前、ノアと彼の家族は神に導かれ箱舟に入りました。また、主は動物たちに箱舟に入るように命じました。そして神は戸を閉ざされました。(創世記7:15、16参照)ノアが６００才の時のことでした。(創世記6:11参照)
雨が降り始め、淵の源はことごとく破れました。４０日の間徐々に水かさが増していきました。それから水は山を１１０日の間覆いました。１５０日の後、水が引き始めましたが、引くのにもう１５０日かかりました。箱舟は７月１７日にアララテ山に停まりました。
４０日後にノアは窓を開け、カラスと鳩を放ちました。鳩は足の裏をとどめる所が見付からなかったので箱舟に戻って来ました。７日の後にノアは鳩を再び放ちました。鳩はくちばしにオリブの若葉をくわえて戻って来ました。最後に更に７日待って、ノアは鳩を再び放ちました。鳩は戻って来ませんでした。
４．ノアは約束を受け取った
１年１７日後、神はノアに家族と動物達とともに箱舟を出るように命じました。(創世記8:13-18参照)箱舟を出るとき、ノアが最初にしたことは、祭壇を築き蟠祭を主に棒げることでした。
どれだけの家庭が今日、家族での祭壇の時をもっているのでしょうか。生活のペースが早くなり、家族での献身や祈りの時間がない、と多くの人が言い訳をしています。
主は言いました。「わたしはもはや二度と人のゆえに地をのろわない。人が心に思い図ることは、幼い時から悪いからである。わたしは、このたびしたように、もう二度と、すべての生きたものを滅ぼさない」(創世記8:21-22参照)
しかしこれで神とノアとの関わりが終わったわけではありません。最初の男女であったアダムとエバに命じられたように、神はノアとノアの家族に増えよ、地に満ちよと言いました。(創世記9:1参照) その時から動物は人を恐れ、血を除いては人の食べ物となるであろう、と神は言いました。(創世記9:2-4参照) また、殺人者は死の罰を受けると教えられて、人による管理を設立されました。(創世記9:5、6参照)
神はノアとその子らに言いました。「わたしはあなたがた及びあなたがたの後の子孫と契約を立てる。またあなたがたと共にいるすべての生き物、あなたがたと共にいる取り、家畜、地のすべての獣、すなわち、すべて箱舟からでたものは、地のすべての獣にいたるまで、わたしはそれと契約を立てよう。
わたしがあなたがたと立てるこの契約により、すべて肉なる者は、もはや洪水によって滅ぼされることはなく、また地を滅ぼす洪水は、再び起こらないであろう」さらに神は言われた、「これはわたしと、あなたがた及びあなたがたと共にいるすべての生き物との間に代々かぎりなく、わたしが立てる契約のしるしである。すなわち、わたしは雲の中に、にじを置く。これがわたしと地との間の契約のしるしとなる」(創世記9:9-13)
by カレブ
